アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、アラスカ州の遠隔地にある先住民族の村で、教師や生徒が重要な気候変動研究者となっている。昨年、気候科学者たちは、彼らと協力するために、550マイルに及ぶ雪上オートバイの旅を実施した。アラスカ大学フェアバンクス校のFresh Eyes on Iceプロジェクトによる新しいビデオで、その様子を知ることができる。

研究者たちは、数か所の遠隔地の村を訪れた。そこの学校の教師や生徒たちは、なぜこの作業が非常に重要なのかをすでに理解していた。アラスカの多くの住民のように、氷で覆われた川を毎日渡る場合、氷の厚さを追跡することは冗談ではない。気候変動も同様である。

シャゲルク村の教師ジョイアン・ハミルトンは「私たちの周りで気候変動が起きていることは知っていた」と語る。「シャゲルクの長老たちは、起きている変化について語っていた…。彼らが収集しているデータは、部族にとって最終的に重要なのだ」

新しいビデオには、ハミルトンとその生徒、Fresh Eyes on Iceの研究者であるクリス・アープ、アレン・ボンデュラント、サラ・クレメントが登場する。イノコ川、クスコクウィム川、ユーコン川、そしてアイダロッド犬ぞりレースのコースに沿った550マイルの旅を追う。

アラスカ在住あるいは北アメリカの他の地域在住で、氷ができる場所に住んでいる人は誰でも、スマートフォンとNASAのGLOBE Observer Landcoverアプリがあれば協力することができる。あなたの写真は、河川予報官による春の氷詰まり洪水の予測、および科学者による氷のタイミングと範囲の変化の理解に、ほぼリアルタイムで使用される。

Fresh Eyes on Iceのサイトから参加できる。

Source: https://science.nasa.gov/get-involved/citizen-science/going-the-extra-500-miles-for-alaskan-river-ice/