アメリカのNASAの発表によると、

12月25日、NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、フランス領ギアナのクルにあるヨーロッパ宇宙機関のギアナ宇宙センターから無事に打ち上げられた。宇宙での展開作業と望遠鏡のミラーと機器の正確な調整が成功裏に完了した後、ウェッブは打ち上げから約6ヶ月後に科学観測を開始した。

ESAのアリアン5ロケットによる打ち上げから2周年を迎える中、NASAのウェッブのリードフォトグラファーであるクリス・ガン氏が、これまでのキャリアで撮影したお気に入りの画像をリマスターし、未公開だった1枚の画像を含めて選りすぐった作品を発表した。

ガン氏は2009年からウェッブの進捗を視覚的に記録し続けており、祝日や週末も仕事をし、この数年の大半を出張で過ごしてきた。ウェッブの部品やコンポーネントが国中の施設で組み立てられ試験されるにつれ、ガン氏とそのカメラはその歴史的な発展を写真に収め続けた。ガン氏の画像は望遠鏡の複雑な構造を美しく表現している一方で、これらの画像は打ち上げ前のウェッブの組み立てが問題なく進んでいることを記録する重要な工程の目印としても機能した。

ウェッブの打ち上げ後、ガン氏は現在、NASAの次期旗艦宇宙望遠鏡であるナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡の記録にあたっている。

Source: https://science.nasa.gov/missions/webb/a-look-through-time-with-nasas-lead-photographer-for-the-james-webb-space-telescope/