アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月4日、小型衛星に搭載可能な軽量ファイバー基盤アンテナ「LIFA(ライファ)」の研究を発表した。LIFAは、長いファイバーを使った大型アンテナアレイを実現することで、土壌水分や海面塩分濃度の高解像度観測を可能にする。ファイバーに埋め込まれたアンテナ素子や導電性素材により、軽量で柔軟なアンテナを製造でき、コイル状に巻き取って輸送・展開が容易だ。このファイバー技術は大型アンテナのコスト効果的な製造にもつながる可能性がある。LIFAの研究では、アンテナ性能の解析、展開戦略、衛星への搭載、宇宙環境耐性、システム設計、運用概念などが行われる。NASAは小型衛星用の大型アンテナの実現可能性を探るこの研究に期待を寄せている。

Source: https://www.nasa.gov/general/lifa-lightweight-fiber-based-antenna-for-small-sat-compatible-radiometry/