アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月5日、2030年の国際宇宙ステーションの退役に向けて、商業宇宙ステーションの開発を進める2社との合意を変更し、新たな技術目標を設定すると発表した。

NASAは、ブルーオリジンとスターラブのスペースアクト合意の資金を再配分し、それぞれに新たなマイルストーンを追加する。ブルーオリジンの「オービタル・リーフ」ステーションは4200万ドルの追加資金を得て、総額は1億7200万ドルとなる。スターラブを手掛けるボイジャー・スペースの「エクスプロレーション・セグメント」は5750万ドルの追加を受け、総額は2億1750万ドルとなる。

新たなマイルストーンには、環境制御や生命維持システムの重要なテストやデモが含まれ、NASAはパートナー各社の技術設計への理解を深める機会となる。宇宙ステーションの開発を加速させ、2030年の国際宇宙ステーションの退役に備えることが目的だ。

NASAは今後、複数の民間宇宙ステーションの設計・開発を支援し、コストの低減と需要への対応を図る方針だ。

Source: https://www.nasa.gov/humans-in-space/commercial-space/leo-economy/nasa-adjusts-agreements-to-benefit-commercial-station-development/