アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月9日、ルイジアナ州ニューオーリンズで開催された米国天文学会で、「バースト・チェイサー」プロジェクトを発表した。

NASAによると、ガンマ線バーストと呼ばれる大規模な爆発は、宇宙のどこからでも観測できるもので、星の死に方や大質量ブラックホールの形成について教えてくれるという。今回、天文学者たちは一般の人々にこのバーストからの信号を読み取り、宇宙が伝えるメッセージを解読するため、「バースト・チェイサー」プロジェクトに参加するよう呼びかけている。

NASAのニール・ゲーレルズ・スウィフト天文台は、数十億光年先からのガンマ線パルスを定期的に検出している。バースト・チェイサーでは、時間とともに変化するガンマ線エネルギーのプロットを解析し、パルスの形状を分類する。

ガンマ線バーストは、超新星や中性子星とブラックホールの合体に関連していることが知られているが、これらの事象がさまざまな特徴を持つパルスをどのように生成するのかは謎のままだ。研究代表者のエイミー・リエン教授は「これらのパルスを分類するのにあなたの助けが必要です。本当の正体をもっと手がかりを得るために!」と述べている。

プロジェクトの科学チームには、リエン教授のほか、タンパ大学の学生3人とNASAのボランティアが名を連ねている。プラットフォームはNASAのパートナーであるズーニバースが提供している。

興味のある人は、https://www.zooniverse.org/projects/amylien/burst-chaser にアクセスし、ガンマ線バーストの謎に満ちた起源を明らかにするため、パルス構造カタログの作成に貢献できる。

Source: https://science.nasa.gov/get-involved/citizen-science/be-a-burst-chaser-and-witness-the-most-powerful-explosions-in-the-universe/