アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月9日、国際宇宙ステーション(ISS)への商業補給サービスの一環として、オービタル・サイエンシズ社の「シグナス」補給船の初の運用ミッションを成功裏に打ち上げたと発表しました。

シグナス補給船は1ヶ月にわたりISSに滞在し、搭乗員が積み荷を下ろし、ゴミや不要な装置を積み込んだ後、大気圏再突入により破壊されました。宇宙船の運用を民間企業に委託するというNASAの新しい試みは、有人宇宙探査の新たな章を開くことになりました。

NASAは2011年のスペースシャトル退役後、ISSへの補給・乗員輸送サービスを確保するため、アメリカの民間企業からこれらのサービスを調達する新しいアプローチを開発しました。2014年1月9日、当初選定された2社のうちの1社であるオービタル・サイエンシズ社が、最初の運用ミッションとなる同社のシグナス宇宙船を打ち上げました。

シグナス宇宙船は2013年9月18日に初飛行を行い、翌2014年1月9日に初の運用ミッションに成功しました。以来、シグナスはこれまでに19機がISSに合計6400トン以上の補給品を運び、有人宇宙船の運用を民間に委託するNASAの方針は大きな成果を上げています。

Source: https://www.nasa.gov/history/10-years-ago-the-first-operational-cygnus-cargo-mission-to-the-space-station/