アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月9日、有人月探査計画「アルテミス計画」の初期ミッションについて、進捗状況を発表しました。
NASAによると、2025年9月に第2弾となる有人月周回ミッション「アルテミス2号」を、2026年9月に有人月面着陸ミッション「アルテミス3号」を実施する計画だといいます。
アルテミス2号では、オリオン宇宙船に4人の宇宙飛行士を乗せ、月の周回軌道に投入する試験飛行が行われます。アルテミス3号では、月面に宇宙飛行士を送り込み、月の南極付近に着陸させる計画です。
NASAは、宇宙飛行士の安全確保を最優先し、新しいシステムの開発・運用上の課題を克服するため、当初の計画からスケジュールを延期したと説明しています。アルテミス計画は月面探査を通じて、有人火星探査に向けた技術を確立することを目指している大型プロジェクトです。