アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月10日、2024年度の初期段階イノベーション(ESI)プログラムの採択プロジェクトを発表した。

マサチューセッツ工科大学のカール・バーグレン教授が率いる「放射線耐性光子計数センサー技術の進展」、ロチェスター工科大学のドナルド・フィガー教授が率いる「超伝導検出器とエレクトロニクスの放射線耐性研究」など、放射線環境下での観測技術向上を目指す複数のプロジェクトが選ばれた。

また、オーバーン大学のローラ・ビラファーネ准教授が率いる「推進着陸時のプルーム-表面相互作用環境の予測向上」、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のデビッド・スカーボロー教授が率いる「データ駆動型と物理ベース型モデルの融合によるプルーム-表面相互作用の予測」など、惑星着陸時の表面状況予測技術向上を目指すプロジェクトも選定された。

ESIプログラムは、NASAの宇宙技術ミッション部門(STMD)が主催する研究開発プログラムで、宇宙探査ミッションに役立つ新技術の開発を支援している。

Source: https://www.nasa.gov/general/early-stage-innovations-esi-2023/