アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、同局の地球観測衛星「PACE(プランクトン、エアロゾル、雲、海洋生態系)」が2024年2月6日にフロリダ州ケープカナベラル空軍基地からファルコン9ロケットにより打ち上げられる予定だ。PACEは地球の海洋と大気の相互作用と気候変動への影響を調査するミッションで、微小なプランクトンやエアロゾルの影響を明らかにすることで、海洋と大気の新たなグローバルな知見をもたらすことが期待されている。

NASAは1月17日に記者会見を実施し、PACEミッションの打ち上げと科学目的について説明する。記者会見には、パメラ・メルロイ副長官やカレン・セントジャーメン地球科学部長、ジェレミー・ワーデルPACEプロジェクト科学者らが出席する。PACEは観測機器を搭載した衛星本体と打ち上げロケットから構成され、地球の生命圏と気候系を包括的に理解することを目指している。NASAは微小な生物や粒子が地球環境に果たす役割の解明により、海洋と大気の保全に貢献したいとしている。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-to-brief-media-on-climate-mission-to-study-ocean-life-air/