アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、1月9日、アリゾナ州ユマ実験場において、ボーイング製の宇宙船スターライナーのパラシュートシステムの空中投下テストが実施された。このテストでは、バージニア州ウォロップス飛行施設のC-130輸送機が重要な役割を果たした。
C-130機は高度13,000フィートから総重量27,000ポンドのテスト車両とパラシュート部品を投下。陸軍のUH-60ヘリコプターやNASAのB-200機と連携し、このミッションを成功させた。
ウォロップスのC-130チームは、2018年以降、商業有人宇宙船のパラシュートシステムの空中投下テストを16回支援してきた実績がある。
スターライナーのパラシュートシステムは有人飛行に向けてアップグレードが進められており、今回のテストはその重要な一歩と位置づけられる。NASAは商業クルー計画の一環として、国際宇宙ステーションへの有人輸送能力の確立を目指している。