ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の発表によると、2月1日にドイツのフリードリヒスハーフェンにあるエアバスの施設で、EarthCARE衛星を最後に公開するメディア向けのイベントが開催される。EarthCARE衛星は5月にカリフォルニア州で打ち上げられる予定で、その前にクリーンルームで衛星を直接見ることができる最後の機会となる。

EarthCAREは、ESAの地球観測ミッション「アース・エクスプローラー」シリーズで最大かつ最も複雑なミッションの一つ。この衛星には4つの最新鋭機器が搭載されており、雲とエアロゾルが地球の気温バランスに果たす役割について新たな知見を得ることが期待されている。

イベントでは衛星を直接見ることができるほか、ミッションに関わる専門家へのインタビューも可能。ESAの地球観測プログラムの将来についても議論できる質疑応答の時間も設けられている。

EarthCAREはESAと宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共同開発プロジェクトなので、JAXAの代表者も質問に答える。エアバスやドイツ航空宇宙センター(DLR)のメンバーもインタビューに応じる。

Copernicus Sentinel-2C衛星もクリーンルームで展示される予定。

イベントの日時と場所は以下の通り。

2月1日 9時~16時(ドイツ時間)
Airbus Defence and Space GmbH
Claude-Dornier-Straße, 88090 Immenstaad am Bodensee, Germany

メディア関係者の旅費はカバーされない。

EarthCAREミッションの背景と最新ニュースはESAのウェブサイトを参照。

Source: https://www.esa.int/Newsroom/Press_Releases/Media_invitation_Last_chance_to_see_the_EarthCARE_cloud_and_aerosol_satellite_in_Europe