アメリカのNASAの発表によると、1月16日、NASA長官のビル・ネルソン氏は、本部の宇宙技術ミッション本部の新しい本部長にカート・”スパッズ”・フォーゲル博士を任命したと発表しました。フォーゲル博士の任命は即時発効です。

フォーゲル博士は、昨年6月に退職したジェームズ・ロイターの後任となります。プラスン・デサイ博士が本部長代行を務めていましたが、今回元の副本部長に戻ります。

ネルソン長官は「30年以上に及ぶ公務員としての経験があり、最近はNASAの宇宙アーキテクチャー部長を務めたスパッズは、宇宙技術ミッション本部に豊富な知識と経験をもたらす」と述べ、「宇宙技術の境界を押し広げ、アメリカの宇宙分野での指導力を前進させるNASAの取り組みを継続するための指導力があると確信している」と語っています。

本部長として、フォーゲル博士は、宇宙技術プログラムの戦略的計画と運営の統括的な指導力、12億ドルの予算の効果的な管理などを担当します。また、内外の関係者に対するプログラムの代表も務めます。

フォーゲル博士はこれまで、2021年7月からNASA本部の宇宙アーキテクチャー部長を務めていました。34年に及ぶ政府での経験があり、主に国防総省で活躍してきました。NASAでの任命前は、DARPAでステルス技術、電子戦、航空宇宙統合、宇宙統制システムなどの革新的研究を6年間にわたり指導してきました。

空軍研究所や国家偵察局でも要職を歴任し、2010年に空軍大佐で退役しました。宇宙航空工学の博士号と修士号を持ち、技術と航空宇宙工学の両分野で全米学術優秀賞を受賞しています。

詳細はNASAのウェブサイトを参照してください。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-administrator-names-new-head-of-space-technology/