アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月17日、ロボットチームがNASAのために高性能なデジタル構造体を構築したと発表した。

発表によると、シリコンバレーにあるNASAエイムズ研究センターの研究者が、ARMADAS(自動再構成ミッション適応型デジタルアセンブリシステム)と呼ばれるハードウェアとソフトウェアのシステムを使用して、宇宙空間での大規模構造物の自律的な構築とメンテナンスを可能にする実験を行った。

実験では、3台のロボットが自律的に協調し、数百個のブロックを使用して納屋程度の大きさのシェルター構造を構築した。構築された構造物は、長大橋や航空機の主翼、国際宇宙ステーションのトラスなど、現在の最高性能構造物と同等の高強度、高剛性、低質量を実現した。

この技術により、宇宙空間における大規模インフラの構築とメンテナンスが可能になると期待されている。月や火星などの長期滞在ミッションにおいて、この技術は太陽光発電所、通信塔、居住施設などの重要インフラの構築に役立つ見込みだ。

Source: https://www.nasa.gov/general/robot-team-builds-high-performance-digital-structure-for-nasa/