アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月17日、南極大陸上空を飛行中の観測気球「GUSTO」のミッションが順調に進行していると発表した。

GUSTOは12月31日午後7時30分(現地時間、米国東部標準時12月31日午前1時30分)、南極大陸マクマード基地から打ち上げられ、その後15日以上にわたり飛行を続けている。

GUSTOは天の川銀河と大マゼラン雲の広い範囲をマッピングし、星間物質を研究することを目的としている。GUSTOは観測したデータを地上のチームにリアルタイムで送信しながら、南極点を周回する軌道を安定して飛行している。

GUSTOが使用している科学観測用気球は、容積3億9000万立方フィートで、195個のブリンプ気球が入るほどの大きさだ。この気球は南半球の夏の間、長期間の観測ミッションのために使われている。GUSTOは55日以上の飛行記録を目指しており、これが達成されればNASAの気球ミッションとしては最長記録となる。

GUSTOのミッション詳細やリアルタイム追跡は、NASAのコロンビア科学気球施設のウェブサイトで確認できる。

Source: https://www.nasa.gov/image-article/gusto-balloon-mission-maintains-course-circling-antarctic-skies/