アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、2023年11月5日午前5時23分(米国東部標準時)、同局と米国海洋大気局(NOAA)が共同運用する気象衛星「Suomi NPP」に搭載された観測機器が、カナダ西部上空でオーロラを撮影した。

オーロラは、地球の磁気圏内で起きる強力な地磁気嵐によって、色とりどりの輝くリボンのような形で夜空に現れる。今回のオーロラは、太陽から放出された複数のコロナ質量放出が、地球の磁気圏と衝突したことで発生した。磁気圏に捕捉された荷電粒子の一部は、地球大気上層に加速され、窒素や酸素分子を励起させ、光子を放出した。この光がオーロラとして観測された。

NASAは、このようなオーロラの目撃情報を集めることで、空間天気のモデル化に活用している。

Source: https://www.nasa.gov/image-article/an-aurora-in-another-light/