アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、1月18日午後4時49分(米国東部標準時)、フロリダ州ケネディ宇宙センターの第39発射施設Aから、国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて3度目の民間宇宙飛行士ミッション「アクシオムミッション3(Ax-3)」がスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。

4人の民間宇宙飛行士が搭乗したスペースXのドラゴン宇宙船は、ISSへのより多くのアクセスを可能にするNASAの取り組みの一環として、軌道に乗った。アクシオム・スペースの宇宙飛行士チームは、マイケル・ロペス=アレグリア機長、ウォルター・ヴィラデイ操縦士、マーカス・ワント、アルパー・ゲゼラヴシミッション専門家らで構成されている。

クルーは約2週間にわたり、微小重力環境での研究、教育アウトリーチ、商業活動などをISS上で行う予定だ。NASAのビル・ネルソン長官は、「商業パートナーとともに、民間宇宙経済と宇宙技術の未来を支えるNASAを祝福する」とコメントした。

スペースXのドラゴン宇宙船は1月20日午前2時30分ごろにISSのハーモニー模块前方ポートにドッキングする予定で、NASAはドッキング、ハッチ開放、歓迎の挨拶などの模様をNASA+などでストリーミング配信する。Ax-3クルーはISS滞在中、30件以上の科学実験を行い、低軌道における研究を進展させるという。

2月3日にISSからの帰還が予定されており、フロリダ州沖の海上に着水する見込みだ。NASAは民間宇宙飛行の支援を通じ、商業宇宙経済の発展と月面有人ミッション、そして火星有人探査への準備を進めている。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-partners-to-welcome-private-crew-aboard-space-station/