アメリカのNASAの発表によると、1969年1月はアポロ計画の月面着陸に向けた重要な準備期間だった。

アポロ9号は2月28日に地球軌道での月着陸船の初飛行を控えていた。アポロ10号は5月に月周回軌道でのリハーサル飛行を行う予定だ。アポロ11号は7月に初の月面着陸を目指す。

アポロ9号の乗組員ジェームズ・マクディヴィット、デヴィッド・スコット、ラッセル・シュウェイカートは月着陸船のシミュレータ訓練や宇宙遊泳の訓練に励んでいた。アポロ10号の乗組員トーマス・スタッフォード、ジョン・ヤング、ユージン・サーナンも訓練を重ねていた。

アポロ11号のニール・アームストロング、マイケル・コリンズ、エドウィン・オルドリンの3人は1月9日に乗組員に正式決定した。彼らはケネディ宇宙センターでの記者会見で乗組員として紹介された。

月からの帰還後の検疫設備も整えられつつあり、1月には模擬アポロ宇宙船を用いた設備の試験が行われた。アポロ計画は1969年7月の月面着陸に向けて着々と準備を進めている。

Source: https://www.nasa.gov/history/55-years-ago-six-months-until-the-moon-landing/