アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月24日、国際宇宙ステーション(ISS)への商業補給飛行のため、シエラスペース社の無人宇宙往還機「ドリームチェイサー」を2月1日にオハイオ州サンデスキーのニール・アームストロング試験施設で報道関係者に公開すると発表した。

ドリームチェイサーは2024年にISSへの初のデモ飛行を予定している。今回の公開では、55フィートの垂直スタックで、貨物モジュールの「シューティングスター」と結合した状態で、発射と地球大気圏再突入時の振動に耐えるための環境試験を行う。

NASAのジミー・ケニョン所長、シエラスペースのトム・バイス最高経営責任者(CEO)が挨拶し、NASAの商業参入促進への取り組み、NASAの試験施設の独自の能力、ドリームチェイサーの試験状況について説明する。質疑応答の時間も設けられる。

シエラスペースの最高医療責任者で元NASA宇宙飛行士のトム・マーシュバーン博士も出席し、インタビューに応じる。

NASAのグレン研究センターにあるアームストロング試験施設は、6400エーカーの敷地に世界最大級の宇宙シミュレーション試験施設を有し、米国や国際宇宙航空コミュニティの地上試験を実施している。

2016年にNASAは、ドリームチェイサーとシューティングスターによるISSへの商業補給サービス2号契約をシエラスペースと締結。NASAは民間企業との宇宙ステーションへの貨物やクルー、宇宙目的地における契約を通じ、宇宙へのアクセスを更に科学に開放しようとしている。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-sierra-space-invite-media-to-see-spaceplane-for-cargo-missions/