アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月24日、異常なほど明るい宇宙のシグナルを捉えたと発表した。NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡とニール・ゲーレス・スウィフト天文台が、突然のガンマ線の明るさを検知し、科学者に自動アラートを送った。

科学者によると、この異常事象は、文明が始まって以来で最も明るいX線とガンマ線の宇宙バーストの一つである可能性があるという。天文学者はこれを「有史以来最も明るい」と呼んでいる。アラバマ大学ハンツビル校の大学院生であるスティーブン・レセージ氏が主導するフェルミのデータ分析では、このBOATがどれほど明るかったかが示された。

NASAのIXPE(イメージングX線偏光観測衛星)、ハッブル宇宙望遠鏡、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡など、地上と宇宙の150台以上の望遠鏡が詳細を追跡した。

科学者は、この異常に明るいバーストは超新星からのもので、回転が速い大質量星の核崩壊によるものだと特定した。時間領域天文学と多メッセンジャー天文学は、宇宙で起こるドラマチックな変化を観測し、謎を解明する上で重要な役割を果たしている。

Source: https://science.nasa.gov/directorates/smd/astrophysics-division/how-nasa-chases-and-investigates-bright-cosmic-blips/