アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月31日、月面輸送サービス(CLPS)計画の一環として、アルテミス計画の最初のミッションとなるIntuitive Machines社の月面ランダーによる飛行で搭載される科学技術実験について記者会見を行う。
会見では、科学ミッション局副部長のJoel Kearns氏、探査科学戦略統合オフィスのプログラム科学者Debra Needham氏、CLPSプログラムマネージャーのChris Culbert氏、Intuitive Machines社の副社長Trent Martin氏が出席する。
Intuitive Machines社のNova-Cランダーは、SpaceXのFalcon 9ロケットにより打ち上げられ、NASAのロボットによる科学実験などの商用ペイロードを月面に輸送する。Falcon 9の打ち上げは2月中旬以降の複数日にわたるウィンドウの中で、ケネディ宇宙センター39A発射台から行われる予定。
ランダーには、噴出物と月面の相互作用、宇宙天気、月面との相互作用に関する科学装置のほか、電波天文学、精密着陸技術、将来の自律航法技術のための通信ノードなど、NASAの科学技術実験が搭載される。
商用の月面輸送により、科学実験、技術試験、有人ミッションに向けた能力実証が行われ、NASAは月面探査を推進する。CLPSを通じ、NASAは月面科学と技術の輸送を複数の米国企業と進めている。