アメリカのNASAの発表によると、1月25日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した新しい画像に、銀河グループArp 295に属する銀河の1つと、その銀河間に張り巡らされた25万光年におよぶ淡い星とガスの橋が映っている。これらの銀河は互いに十分近づいており、その重力でこの宇宙の流れ星を作り出した。

銀河が互いに近づきすぎて形状を重力的に乱されると、交互作用銀河と呼ばれる。この種の交互作用は10億年単位でゆっくりと起こり、近接通過が繰り返されると2つの銀河が融合することもある。銀河の融合は一般的なことだと考えられており、我々の銀河系も約40億年後に大型のアンドロメダ銀河と融合すると予想されている。

Arp 295は、Arp 295a、Arp 295b、Arp 295cの3つの渦巻銀河で構成される。画像の中央に映る縁取り銀河がArp 295a、右にあるより小さく青い面取り渦巻銀河がArp 295cだ。Arp 295bはこの画像から外れており、ここでは見えない。これらはおおよそ2億7000万光年先のいて座方向にある銀河の緩いグルーピングを形成している最大のものだ。

ハッブル宇宙望遠鏡は、銀河の詳細と融合を示す貴重なデータを提供し続けている。

Source: https://science.nasa.gov/missions/hubble/hubble-captures-a-faint-bridge-of-stars/