アメリカ航空宇宙局(NASA)の月周回衛星「ルナ・リコネサンス・オービター」が1月24日、日本の月面着陸船「SLIM」の着陸地点を撮影したと発表しました。

NASAによると、SLIMは1月19日午前10時20分(米国東部標準時)、月面に軟着陸しました。その5日後、ルナ・リコネサンス・オービターがSLIMの着陸地点の上空を通過し、SLIMを撮影したとのことです。

撮影された画像には、月面に着陸したSLIMの姿がはっきりと捉えられています。ルナ・リコネサンス・オービターは、月面から約80kmの高度を飛行しながらこの画像を撮影しました。画像の左側に見える明るい筋は、比較的新しいクレーターから飛散した岩石です。

日本はアメリカ、旧ソ連(ロシア)、中国、インドに次いで5番目に月面軟着陸に成功した国となりました。NASAは、この成果により月に関する知見が大きく広がったと評価しています。

Source: https://www.nasa.gov/missions/lro/nasas-lro-spots-japans-moon-lander/