アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月29日、毎年発行している技術移転年報「スピノフ」の2024年版を発表した。NASAの技術開発の成果が地上の生活を豊かにする商品やサービスに応用された事例を紹介するこの年報には、NASAの研究開発から生まれた医療分野の技術をはじめ、航空機の燃費向上に役立つ技術、災害対策ソフトウェア、3Dプリンターによるロケットエンジン製造技術など、日常生活を支える多くの技術が収録されている。

例えば、宇宙服や衛星バッテリーの開発経験を生かした世界初の無線式内視鏡がFDAの承認を取得したほか、新型コロナウイルスやがんの診断技術も宇宙開発の成果として紹介されている。

NASAは技術開発の商業化を推進する技術移転プログラムの一環として、このスピノフ年報を1970年代から継続的に発行している。宇宙開発で培った技術を民間企業が商品開発に活用することで、アメリカ経済の発展と国民の生活の質の向上に貢献することを目指している。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-space-tech-spinoffs-benefit-earth-medicine-moon-to-mars-tools/