アメリカ航空宇宙局(NASA)は1月29日、木星の大気中にある渦巻き雲を市民科学者の力を借りて調査する「木星渦巻きハンター」プロジェクトについて、2022年6月の開始から2023年12月23日までの間に6,000人以上のボランティアが100万枚以上の画像に渦巻きなどの特徴をマーキングし、これまでに7,000個以上の渦巻きが発見されたと発表した。これは過去の研究よりもはるかに大規模な渦巻きのデータセットであり、高緯度では白や暗い渦巻き、中緯度では茶色の渦巻きが多いなどの新たな傾向が明らかになった。NASAはこれらの解析結果をまとめた論文を近く発表する予定で、まもなく新たな木星渦巻きハンタープロジェクトを開始する計画だという。