以下はヨーロッパ宇宙機関(ESA)の発表に基づく第三者メディアの報道です。

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は2月1日、地球観測衛星「EarthCARE」の詳細を発表しました。EarthCAREは雲とエアロゾルが地球の気候に及ぼす影響を調査することを目的とした衛星で、5月に米国カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地からスペースXのファルコン9ロケットにより打ち上げられる予定です。

EarthCAREには4つの観測機器が搭載されており、ESAの地球観測ミッションとしては最も複雑な衛星の一つだとしています。地球温暖化が深刻化する中、雲とエアロゾル、放射の相互作用を詳細に調べることで、気候変動の解明に貢献することを目指しています。

ESAの地球観測プログラム部長Simonetta Cheli氏は、「EarthCAREは地球観測ミッションの新しいファミリーに加わる。これまでのミッションは全て科学目標を上回る成果を上げているので、EarthCAREも同様の成果が期待できる」とコメントしています。

EarthCAREはESA主導のミッションですが、雲レーダーを提供する日本のJAXAとの共同プロジェクトとなっています。JAXAの寺田浩二副理事長は、「20年以上前に構想されたミッションであるが、今でも非常に重要性が高い」と述べています。

Source: https://www.esa.int/Applications/Observing_the_Earth/FutureEO/EarthCARE/ESA_s_cloud_mission_in_the_limelight