アメリカのNASAの発表によると、2月2日、ハッブル宇宙望遠鏡が渦巻き銀河UGC 11105を撮影したと発表した。UGC 11105は地球から約1億1000万光年離れたヘルクレス座に位置する。

天文学者は天体の明るさを定量化するために視等級という方法を使う。視等級は地球から見た天体の明るさを表す。これは天体の本来の明るさとは異なり、地球からの距離に大きく依存する。

例えば街灯の明るさを考えると、各灯は同じ明るさを出しているが、近くの灯は遠くの灯よりはるかに明るく見える。本来の明るさは同じであるが、見かけの明るさは異なる。

UGC 11105の視等級(人の目に見える可視光の明るさ)は約13.6等級である。しかし、この画像には紫外線データも含まれており、人の目では見えない波長の情報も得られる。地球からの視点では、太陽の明るさはUGC 11105の約140兆倍であるが、UGC 11105は銀河全体である。ハッブルは地球大気の影響を受けないため、可視光、紫外線、赤外線の一部で非常に暗い天体を観測できる。

Source: https://science.nasa.gov/missions/hubble/hubble-views-a-dim-but-distinct-galaxy/